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クマの手のひらを食べる

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★吃熊掌

 

别说吃过熊掌,我连见都没见过。今天我不是给大家讲关于熊掌的菜,而是讲一个吃熊掌的小故事。故事的主人公是大宝的姨夫老李。我和大宝是好朋友,所以见过老李。提起老李,在他们村里可是了

不起的人物。和朋友合伙做生意,赚了很多钱,见过大世面。


一九八七年的一天,老李带着他们县里的五个人到北京办事。事情办得很顺利,晚上老李要请大家好好吃一顿,大家都很高兴。可是去哪儿吃呢?人们有点儿为难。他们从来没进过北京的大饭馆。老李满不在乎地拍拍皮包。“这里有三千块,到哪家饭馆他们都得远接高迎。”好家伙!八七年的三千块是我两年半的工资。老李问了旅店的服务员,北京哪家饭馆最有名后,六个人就去了。


一进门,那五个人就愣住了,没见过这么豪华的饭馆,都不知道怎么说话了。还是老李见过世面,要了一个单间。等人们坐下,老李接过服务员递过来的菜单时,也愣住了。净是些没听说过的菜,找了半天也没找到小鸡炖蘑菇和猪肉炖粉条。不过这难不住老李。老李是赚大钱的人,有气魄。他对服务员说:“把你们店的拿手菜都上来!我们今天来了六个人,让我们吃饱吃好!钱没问题,你放心!”


这顿饭吃了三个多小时,不用说大家肯定是十二分的满意。本来已经酒足饭饱该回旅店了,其中一个嘴馋的家伙提议,最后再点一点儿什么。人们一商量都说,刚才上的猪蹄不错。于是,老李叫来服务员说:“再给我们每人上一个猪蹄。”服务员说,那不是猪蹄,是熊掌。每人再上一个没问题,不过得先结了前面的帐。一算账才发现三千块不够。没办法,只好留下五个人,老李回旅馆取钱。


大宝讲这个故事时,讲得绘声绘色,逗得大家直笑。我没有他讲得好。可是听了这个故事后,我以后下饭馆吃饭时,总是特别注意价钱。吃完饭钱不够,叫人留下来,多难为情啊!


★クマの手のひらを食べる


わたしは、クマの手のひらを食べるどころか見たこともない。今日は、皆さんにクマの手のひら料理についてお話しするのではなく、クマの手のひらにまつわるエピソードを紹介したいと思う。この話の主人公は大宝の伯父の李さんである。わたしと大宝は仲の良い友人なので、李さんにも会ったことがある。李さんといえば、彼らの村の中では一角の人物である。友人と一緒にビジネスをやって大金を設け、大変世慣れた人でもあった。


1987年のある日、李さんは同じ県の五人の人と一緒に、用事があって北京に行った。用事が無事に済んだので、その日の夜、李さんは皆に夕食を御馳走することになり、皆とても喜んだ。しかし、どこで食べたらいいだろうか?皆少し困惑した。今まで一度も北京の豪華なレストランに入ったことがないのだから。しかし李さんは少しも気にする様子もなく、皮のかばんをパンパンたたいた。「この中に三千元入っているから、どのレストランに行っても、最高の待遇で迎えてくれるだろう。」これはなんと! 1987年当時の三千元と言ったら、わたしの二年半分の給料に当たる。李さんは旅館のスタッフに北京で最も有名なレストランを聞いてから、六人でそこへ向かった。


レストランに入るなり、その五人はぽかんとした。こんなに豪華なレストランを見たことがなかったので、口のきき方もわからなくなってしまった。しかしそこは李さんが世の中のことをよく知っているので、個室をひとつ用意してもらった。皆が座ると、李さんはウェイトレスから渡されたメニューを手に取り、やはり呆然としてしまった。全て聞いたこともない料理ばかりで、どんなに探しても、鶏肉ときのこの煮込みとか、豚肉と春雨の煮込みなど見つからなかったからだ。しかし、李さんはこれくらいで困り果てることはなかった。李さんは大金もうけをした人だから、気迫もある。ウェイトレスに向かって、「この店の得意料理を全部出してくれ!今日は六人で来たから、美味しいものを腹いっぱい食べさせてくれ!金は問題ないから安心しろ!」と言った。


この日の夕食は、三時間以上もかけて食べた。皆、言うまでもなく十二分に満足した。すでに酒も十分飲み、食事も十分食べ、旅館に戻ってもいい頃だったのに、一人の食いしんぼうが、最後にもう少し何か注文しようと提案した。皆、相談するなり口をそろえて言った。「さっきの豚足はおいしかった」と。そこで、李さんはウェイトレスに言った。「皆に豚足をもう一つずつ追加で持って来てくれ。」ウェイトレスは、あれは豚足ではなくてクマの手のひらだと言った。全員もう一つずつ注文するのはいいが、先にここまでの会計を済ませなければならない。計算してみて初めて三千元では足りないことがわかった。仕方なく、李さんは五人を残して旅館にお金を取りに行った。


大宝はこの話をする時、話し方がとても真に迫っていたので、皆おかしくて大笑いしてしまった。わたしは彼のように上手に話せない。しかし、この話を聞いてから、わたしはレストランで食事をする時、いつも値段には特に注意するようになった。食べ終わってからお金が足りなくてお店の人から足止めを食らったら、どんなにきまりが悪いことだろう!


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